伊豆半島の中から、東伊豆エリア(伊豆の地図上の右側)の桜スポットの一覧です。
東伊豆は「熱海温泉・伊東温泉・伊豆高原温泉」など有名な温泉地があり、関東から新幹線や電車でも行けるため、桜だけでなく観光スポットとしてもおすすめのエリアです。
桜スポットとしては「伊豆高原の桜並木・河津町の河津桜」など、花見客や観光客が多く訪れる有名な桜スポットがあります。
(主に例年や調査時の内容です。最新情報や詳細は、公式や観光協会WEBなどでご確認ください。また、本ページには観光協会などへのリンク、じゃらんnetや楽天トラベルへの広告リンクが含まれています)
《 五十音順 》
あたみ桜
東伊豆エリア / 熱海市銀座町3-17
日本で最も早咲きの桜とも言われる「あたみ桜」です。
例年の見頃は1月中旬~2月中旬頃と他の桜よりも早く、インド原産の寒桜の一種で、明治4年頃から熱海にもたらされたと言われています。
あたみ桜は、市内の中心部を流れる糸川沿いで約55本ほどを楽しめるほか、さくらの名所散策路(約90本)・梅園前市道(約20本)・親水公園渚デッキ(約15本)・渚小公園公園(約15本)・海浜公園(約10本)など、熱海市内の多くの場所であたみ桜を見ることができます。
また、例年、1月上旬から糸川の遊歩道沿いを中心に桜まつりイベントが行われ、期間中は夜桜のライトアップも行われています。
熱海城の桜
東伊豆エリア / 熱海市曽我山1993
春の熱海城では、周辺も含めて約100~200本ほどの桜が咲き、多くの観光客や花見客で賑わいを見せています。
例年、熱海城桜まつりも開催され、イベントや各種出店などもあり、5分咲き頃からは庭園にある約50本ほどの桜のライトアップも行われます。
海抜160mにある熱海城天守閣からは熱海市街や熱海港、相模湾を一望できます。また、熱海市街の夜景を眺める夜景スポットとしても知られています。
見頃時期には桜とお城のコラボレーションが見事で、古来からの日本らしい桜の雰囲気を味わうことができる桜スポットです。
東伊豆を移動する際の海岸線(国道135号線)沿いにあり、伊豆半島への旅行で立ち寄り易い桜スポットでおすすめです。
伊豆高原桜並木
東伊豆エリア / 伊東市の伊豆高原駅近く
伊豆高原桜並木では、例年、3月上旬~中旬頃に伊豆高原駅前の「おおかん桜まつり(少し早咲きの桜)」から始まり、4月上旬頃にはソメイヨシノの桜並木が見事な景色を広げています。
総延長約3kmにわたる伊豆高原の桜並木は伊豆の代表的な桜名所として知られ、多くの観光客で賑わう人気も知名度も高い桜スポットです。
約600本のソメイヨシノが頭上を覆う桜並木は圧巻で、まさに「桜のトンネル・桜のアーチ」のようになっていて、とても見応えがあります。(周辺も合わせると約3000本)
また、ソメイヨシノよりも少し早い時期の3月頃には、伊豆高原駅から桜並木入口付近にかけて「おおかん桜」も咲いています。
早咲きの大寒桜からソメイヨシノまで咲くので、長い期間にわたって桜を楽しむことができるのも特徴的です。
駐車場は主に伊豆高原駅付近にある有料駐車場となっており、そこから徒歩数分で桜並木の道路があります。
(国道135号線を境にすると駐車場のある伊豆高原駅は海側となり、その反対側が桜並木通りになっています)
伊豆高原は伊豆旅行でも人気の高い旅行エリアで、多種多彩な温泉宿や観光スポットも数多く、さらに付近には伊東温泉や熱海温泉もあります。
そのため伊豆高原桜並木は、春の伊豆旅行にとてもおすすめできる桜スポットです。
(※2019年の春までは桜並木の夜桜ライトアップも行われていました。本年および今後のライトアップ予定等につきましては、主催者・観光協会・関連サイトなどで最新情報をご確認ください)
かじかわ公園の桜
東伊豆エリア / 熱海市下多賀
中野かじかわ公園は、熱海市多賀にある鍛冶川上流の川沿いに作られた里山公園で、約70本ほどの枝垂れ桜を楽しむことができます。
地元有志の方々が少しずつ植栽された枝垂れ桜で、例年、見頃の時期には「しだれ桜祭り」などのイベントも行われています。
山の中腹にある公園で駐車場はありませんが、例年、イベント開催中の土日には長浜海浜公園から無料送迎も出ています。
(さくら祭りや無料送迎の詳細、本年の開催有無などにつきましては、観光協会WEBなどで必ずご確認ください)
若木も併せて約100本近いシダレ桜が見られる場所は珍しく、河津桜やソメイヨシノ以外の桜スポットをお探しの方にもオススメです。
河津町の河津桜
東伊豆エリア / 賀茂郡河津町の河津川沿い
本州一の早咲きの桜として知られる「河津桜」です。例年2月上旬頃から開花し、約1ヶ月ほど楽しむことができます。
花は濃いピンク色で、ソメイヨシノなどと比べてハッキリとした色合いのため、とても綺麗で写真映えもする桜です。
名前の通り、河津町はこの河津桜発祥の地で、河津川沿いの約3キロの堤防には約800本ほど、町全体では約8000本の河津桜が咲いています。
例年、河津桜が開花している時期の約1ヶ月の間に「河津桜まつり」も開催され、露店なども数多く出店して賑わっています。この河津桜まつりは、毎年100万人ほどの観光客が訪れる伊豆有数の一大イベントとなっています。
開花予想が難しく見頃時期のズレもある河津桜ですが、開花から見頃までの期間は長めのため、旅行の予定は立てやすい桜と言えます。
また、特に休日には周辺の道路は大渋滞で混雑しますが、臨時の駐車場も数多く用意されています。(駐車場は空きを待つため、運任せのようなところもあります)
メインの河津川沿い桜以外の見所としては「河津桜原木・ねはん堂上の見晴台・河津城址公園」などもあります。河津城址公園は河津町を一望できる山にありますが、徒歩約25分のハイキングコースを歩くため、歩きやすい靴とそれなりの体力も必要になります。ねはん堂の上にある見晴台は道路から徒歩すぐにあります。
夜間には河津桜のライトアップも行っており、夜空に浮かび上がるピンク色の桜もとても幻想的で素敵です。
なお、例年、ライトアップされているのは川沿いの一部のみ(主に、上流側のかわづいでゆ橋付近・下流側の浜橋から館橋・名木など)ですが、昼間に比べると混雑もかなり少ないため、ライトアップもおすすめです。
さくらの里の桜
東伊豆エリア / 伊東市富戸1317-4
約40種類、計1500本の桜の木が植栽されている伊豆高原「さくらの里」です。さくら名所100選にも認定されており、伊豆の桜名所として広く知られています。
さくらの里は、大室山の西側山麓40,000平米の広大な敷地にあり、9月から5月まで次々と様々な種類の桜が開花します。
2月には寒桜・河津桜、3月には早咲き大島桜・城ヶ崎桜・大寒桜・伊東桜・エドヒガン桜、そしてソメイヨシノは3月下旬から4月上旬頃にかけて見頃を迎えます。
その後も八重桜が咲きはじめ、夏の終わりには十月桜なども楽しむことができます。
一般的なソメイヨシノの他にも数多くの種類が植えられていることから、1年のうちの長い期間で色々な種類の桜を楽しむことができ、まさに桜のテーマパークとも言える桜スポットです。
広めの駐車場もあるため、ちょっとした立ち寄りの観光客はもちろんのこと、芝生の公園で花見をゆっくりと楽しむ人たちも多く、桜の時期は特に賑わっています。 さくらの里から見上げる大室山は山頂までリフトで行くことができ、晴れた日には伊豆高原と相模湾を一望することができる素晴らしい眺望が広がっています。
例年、春の桜イベントはソメイヨシノの満開時期に合わせて3月下旬~4月上旬頃に開催され、さくらの里夜桜観賞会(ライトアップ)も実施されます。
東伊豆クロカンの桜
東伊豆エリア / 賀茂郡東伊豆町の稲取高原付近
稲取高原の豊かな自然の中にある東伊豆クロスカントリーコースに咲く桜です。
桜スポットとして知られているのは、スタート地点から約400m続く芝生の直線で、約110本のソメイヨシノが桜並木をつくっています。
東伊豆クロスカントリーコースのある周辺一帯は「ふれあいの森」と呼ばれ、お花見イベントのほかにも、ツツジやツバキが植栽されていたり、長いローラーすべり台が設置されていたり、展望台からは稲取港や海を一望できる場所もあります。
クロスカントリーコースは1周5kmで、定期的に大会が開催されるのはもちろんのこと、ハイキングなどの散策コースとしてとても人気です。
桜まつりのイベント日には、お花見の家族連れなどで賑わっています。
ヒマラヤ桜
東伊豆エリア / 熱海市下多賀1484付近
秋から冬の期間に咲く珍しい桜「ヒマラヤザクラ」です。例年11月中旬頃に開花し、11月下旬~12月上旬頃に見頃を迎えます。
昭和42年にネパールから贈られたというヒマラヤ桜ですが、熱海市内には約50本ほど残っており、その中でも特に見応えと趣きがあるのは熱海高校下のヒマラヤザクラの原木(親木)です。
一般的な桜品種のソメイヨシノ等と比べ濃いピンク色・薄紅色をしていて、原木は樹高も高く、枝垂れたような枝先にポコポコと塊になって綺麗な桜が咲いています。
また、山の斜面に咲いているため、街を眺めるような姿をしている一本桜です。
この熱海高校下のヒマラヤ桜原木は場所が少しわかりにくいのですが、熱海市多賀にある長浜海浜公園から近いため、そこから静岡県立熱海高等学校を目指して歩いて道路を上っていくと、熱海高校正門入口が右側にあり、その「高校入口より少し手前左側の山道」を少し下った場所(下り徒歩1分/車不可)にあります。
熱海には、他に「渚親水公園・さくらの名所散策路・長浜海浜公園」などにもヒマラヤ桜の若木があります。
松川湖(奥野ダム)の桜
東伊豆エリア / 伊東市鎌田
松川湖(奥野ダム)の湖周辺では、河津桜・城ヶ崎桜・ヤマザクラ・大島桜・ソメイヨシノ・八重桜など、時期によって様々な桜が咲いています。
2月~3月頃に開花や見頃を迎える河津桜などの「早咲きの桜」は、主に奥野エコーブリッジの駐車場から徒歩で橋を渡った先や、中伊豆バイパスから松川展望広場に向かう道の途中などで見ることができます。
その後、3月~4月頃に咲く「ソメイヨシノ」は、主にエコーブリッジ周辺で見ることができます。
松川湖展望広場の周辺では、ソメイヨシノより少し早めに「大島桜」、少し遅めに「八重桜」などが例年見頃を迎えています。
伊東市と伊豆市中伊豆を結ぶ「中伊豆バイパス(県道12号)」の道路沿いにあり、駐車場もあるため立ち寄りやすい桜スポットになっています。
各種桜のそれぞれの本数はそれほど多くありませんが、湖畔周辺やバイパス道路沿いでは、山間を彩る桜景色が広がっています。
松川遊歩道の桜
東伊豆エリア / 伊東市東松原町 松川通り
松川遊歩道は、伊東市の温泉街を流れる松川沿いにある遊歩道で、春には桜スポットとして知られています。
桜の本数はそれほど多くはありませんが、桜のトンネルのような小径の雰囲気や、川にせり出した桜の枝から舞い落ちる花びらが川を流れている様子なども素敵です。
例年、竹灯りやライトアップが行われるほか、春以外でも枝垂れ柳や古き良き温泉街の情緒を楽しめる遊歩道になっています。
伊東駅や温泉街からも近いため、伊東温泉に旅行の際にはちょっと立ち寄ってみるものオススメです。
当サイト(伊豆の桜スポット&桜名所ガイド)で掲載中のおすすめの桜スポットです。
桜の写真・地図・駐車場・見頃情報・開花予報などを掲載しています。伊豆にある「有名で人気の桜スポット、おすすめの桜祭り、夜桜ライトアップ、早咲きの桜」なども併せて紹介しています。
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海と山を楽しむ伊豆の旅行案内
伊豆では、一年を通して「海の幸・海の魅力」「山の幸・山の魅力」を「存分に味わえる観光地」です。
春の桜旅シーズンを迎える前や桜が終わった後にも、桜以外の伊豆の魅力も知っていただけると幸いです。