伊豆半島の中から、西伊豆エリア(伊豆の地図上の左側)の桜スポットの一覧です。
西伊豆は電車が通っていないため自動車や路線バスでのアクセスになりますが、海に沈む夕日が綺麗なエリアとして人気で、富士山を望めるビュースポットも数多いエリアです。
桜スポットとしては「土肥桜・最福寺しだれ・豆桜」などの珍しい桜も多いエリアです。
(主に例年や調査時の内容です。最新情報や詳細は、公式や観光協会WEBなどでご確認ください。また、本ページには観光協会などへのリンク、じゃらんnetや楽天トラベルへの広告リンクが含まれています)
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黄金崎公園の桜
西伊豆エリア / 賀茂郡西伊豆町宇久須3566-7
海と景観の美しいロケーションが人気の黄金崎公園の桜です。西伊豆の景勝地としてドラマロケ地でも使われるほか、ダイビングスポットとしても知られています。
この黄金崎公園周辺は春になると早咲き桜からソメイヨシノや大島桜など約10種類以上、約300本の桜が咲き誇ります。
岬全体が公園になっており、駐車場はもちろんのこと、海辺に整備された芝生の広場や、海と世界遺産富士山を望む断崖絶壁のビュースポットなど、桜のほかにも楽しめるスポットがあります。
例年「黄金崎さくらまつり」として桜祭りのイベントが行われるほか、公園入口の道路沿いにある約10本ほどの桜もライトアップされ、数少ない西伊豆の桜名所になっています。
最福寺の八重しだれ桜
西伊豆エリア / 伊豆市小下田1667
2001年(平成13年)に新種と認定され「伊豆最福寺しだれ」と命名された最福寺の八重咲きシダレ桜です。(学名:サイフクジ
/ 和名:伊豆最福寺しだれ)
10枚程の花弁からなるピンポン玉サイズの白い花が、枝垂れた枝先に20個ほど密集して咲いている珍しい桜となっています。
このような八重咲きのしだれ桜は非常に珍しく、日本では4例目と言われています。
伊豆市小下田地区(土肥温泉)の伊豆最福寺しだれは、樹齢が50~70年ほどと言われており、境内には約30~50本ほど咲いています。
一般的な桜スポットのような大規模な桜まつりイベントはありませんが、例年、見頃の時期にあわせて演奏会などを催す桜祭りイベントが開催されたり、ライトアップ(詳細未定/要確認)が行われる年もあります。
この伊豆最福寺の八重咲きの枝垂れ桜の見頃は、例年、ソメイヨシノが咲き終わる4月上旬~中旬頃となっています。
達磨山の豆桜
西伊豆エリア / 沼津市戸田の戸田峠付近
達磨山の北側、戸田峠~金冠山付近で見られる「豆桜(マメザクラ)」です。
豆桜は名前の通り、花が小さくてとてもかわいらしく、桜の木の中ではそれほど大きな木にはならない桜です。
伊豆半島のほかに富士山や箱根近辺にも自生している桜の野生種のため、豆桜(マメザクラ)のほかに、富士桜(フジザクラ)・箱根桜(ハコネザクラ)・米桜(コメザクラ)とも呼ばれています。
達磨山では修善寺温泉から戸田温泉に向かう戸田峠付近でこの豆桜がたくさん見られ、ソメイヨシノとはまた違った山の桜スポットとして訪れた人を楽しませています。
戸田峠にある霧香峠駐車場(戸田峠展望台)から北にある金冠山方面の山を見ると、新緑に豆桜の綺麗な花とヤマザクラの花なども混じりあってとても美しい景色になっています。
伊豆では達磨山戸田峠周辺以外にも、西伊豆スカイラインの仁科峠~戸田峠までの区間・天城高原・西天城高原周辺で豆桜を見ることができます。
土肥桜
西伊豆エリア / 伊豆市土肥の各所
西伊豆土肥温泉(伊豆市土肥)にある「土肥桜」は、早咲きで有名な河津桜よりも1週間ほど早く咲く桜で、色は濃いピンク色をしています。
木によって濃いピンクの紅種と薄いピンクの白種の2種類があり、紅種は2007年(平成19年)に「伊豆土肥」として品種登録されました。
一見河津桜と似ていますが、河津桜よりも開花が少し早くて花弁の付け根の重なり方が異なっています。伊豆の土肥以外ではほとんどみることができない珍しい桜でもあります。
例年の見頃時期となる1月中旬~2月中旬頃には、桜まつりや土肥金山での夜桜ライトアップなどのイベントも開催されています。
土肥桜は、主に「松原公園」のほか「万福寺・土肥金山・丸山スポーツ公園・恋人岬」などで見ることができ、万福寺ではお寺と土肥桜の古木、松原公園と土肥金山では点在する土肥桜や河津桜、丸山スポーツ公園では大きめの土肥桜の古木、恋人岬の駐車場下では両側を土肥桜が彩るちょっとした桜の小道を楽しむことができます。
桜の木全体が濃いピンクに色付く姿はとても綺麗で、冬の時期に一足も二足も早い春を感じることができる桜スポットです。
那賀川の桜
西伊豆エリア / 賀茂郡松崎町の那賀川沿い
松崎町にある那賀川沿い約6kmには約1200本の桜並木があり、春の桜の時期にはソメイヨシノが咲き乱れ、堤防に長く続く桜並木が素敵な風景を見せてくれます。土手には菜の花も咲いています。
那賀川沿いの中でも那賀バイパスの道路沿い約1.5kmエリアに咲く約200本の区間には多くの花見客が訪れ、例年、夜には川沿いの一部区間で夜桜のライトアップも行われます。
また、付近には農閑期の田んぼを使った色とりどりの見事な花畑(田んぼをつかった花畑
/ 例年3月下旬~5月上旬頃)も広がり、那賀川沿いの桜並木と共に春をますます感じさせてくれる伊豆の「花スポット」として人気があります。
那賀川の桜並木がある松崎町は西伊豆に位置しますが、西伊豆の中でも南伊豆(先端側)に近く、都会からのアクセスでは少し遠いエリアとなりますが、春を感じる伊豆旅行ならおすすめの「桜並木&花畑スポット」です。
アクセスは、東伊豆(熱海・伊東)方面からは「下田市からバサラ峠」を越えて。西伊豆(沼津・三島)方面からは「伊豆市の船原峠を越えて土肥温泉経由で海岸線を南下」します。東名高速沼津ICから車で通常約120分程度となります。
当サイト(伊豆の桜スポット&桜名所ガイド)で掲載中のおすすめの桜スポットです。
桜の写真・地図・駐車場・見頃情報・開花予報などを掲載しています。伊豆にある「有名で人気の桜スポット、おすすめの桜祭り、夜桜ライトアップ、早咲きの桜」なども併せて紹介しています。
(カッコ内は付近の有名温泉地や地名 / ★マークは特におすすめの桜名所 / 見頃は気候等によって変わります)
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伊豆の桜めぐりと温泉地
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海と山を楽しむ伊豆の旅行案内
伊豆では、一年を通して「海の幸・海の魅力」「山の幸・山の魅力」を「存分に味わえる観光地」です。
春の桜旅シーズンを迎える前や桜が終わった後にも、桜以外の伊豆の魅力も知っていただけると幸いです。